コンテナ診断 (Docker・Kubernetes)
DockerやKubernetes等を利用するコンテナ環境では、アプリケーションとは異なるコンテナ特有のセキュリティリスクを考慮する必要があります。
GMO Flatt Securityが提供する「コンテナ診断 (Docker・Kubernetes)」は、コンテナおよびコンテナを実行するプラットフォームに潜む脆弱性や設定不備を検出します。
コンテナ特有のセキュリティリスク
DockerやKubernetes等のコンテナ技術は、アプリケーションを実行する仮想化環境として広く利用されています。
近年、特に生成AI/LLMを活用したアプリケーションの構築では、その自由度の高い行動に対するリソース・権限の制約のためにコンテナ技術(Docker等)を利用したり、管理の簡素化やデプロイメントの最適化などを背景としてマルチエージェント構成のAIをデプロイする際にKubernetesを利用したりすることが、より有力な選択肢となっています。
このような構成のシステムにおいて、もしアプリケーションの脆弱性や、AIエージェントの手足とすべく導入したツールにおいてソフトウェアサプライチェーンなどを起点としてコンテナやその実行環境に侵害された場合、コンテナ環境に潜む脆弱性や設定不備によって更なる深刻な被害が起こりうる可能性があります。
Red Hatが公開する「Kubernetesの導入、セキュリティ、および市場動向に関するレポート2024年」では、回答者の約46%が過去12ヶ月間にKubernetesのコンテナ環境でセキュリティインシデントを経験していました。
参考:https://www.redhat.com/ja/resources/kubernetes-adoption-security-market-trends-overview
実際に、2018年にTeslaのアプリケーションでKubernetesのダッシュボードが認証なしに公開されており、Podを起点として、機密情報を含むAmazon S3バケットの内容やAWSへのアクセス認証情報(IAM)が漏洩していた事例がありました。この事例では、Kubernetesのインスタンス上で仮想通貨マイニングのスクリプトも検出されました。
コンテナに対する脆弱性診断
コンテナが標準・ベンチマークで定義されているようなセキュリティ要件に準拠しているか、コンテナ環境からの脱獄が可能か、コンテナを実行するプラットフォームの設定不備が無いか、などのセキュリティリスクを洗い出します。

提供をご依頼するデータ
コンテナ診断では、コンテナに関する設定ファイル、Amazon ECSやCloud Run等へのアクセス権限を持つアカウントをご提供いただきます。
特に、Kubernetes環境に対しては、クラスタへの読み取り専用のアクセス権限を持つサービスアカウントや、マニフェストを管理するリポジトリへの招待などの追加のご依頼をさせていただく場合もあります。
専門の診断員がそれらのコンテナ環境全体を精査することで、コンテナ環境に起因する脆弱性や設定不備によるセキュリティリスクが存在しないか判断します。
診断観点
コンテナ診断では、CIS BenchmarkやOWASP Top 10を参考とした、独自の診断観点を活用します(以下一例)。
これらの観点は、攻撃者がアプリケーションからコンテナ環境へと侵害した場合に、どのようなセキュリティリスクが存在するかに重点を置いています。
イメージ・ランタイム (Docker)
| 脆弱な認証構成 |
Docker APIに認証を回避したうえでアクセスして、コンテナ内に存在する機密情報の窃取や、コンテナ環境を利用した悪意のある操作が実行できないかを検査します。 |
|---|---|
| 不適切なシークレット管理 |
APIキーやパスワード、秘密鍵などの機密情報がコンテナイメージに含まれていないかを検査します。 |
オーケストレーター (Kubernetes)
| 特権コンテナの悪用 |
root権限で動作するマイクロサービスやコンテナで、悪意のあるプロセスを実行できないかを検査します。 |
|---|---|
| セキュリティコンテキストの設定不備 |
コンテナに対するセキュリティ関連の設定不備により、ホストOSへ悪影響を及ぼすような攻撃が実行できないかを検査します。 |
| RBACの設定不備 |
サービスアカウントやユーザーに過剰な権限のロールが付与されていることにより、想定外の操作が実行できないかを検査します。 |
| 脆弱な認証構成 |
Kubernetes APIに認証を回避したうえでアクセスして、PodやService等に対して機密情報の窃取や悪意のある操作が実行できないかを検査します。 |
| 不適切なシークレット管理 |
暗号化されていないパスワードやトークンなどの機密情報がデータストア(etcd)に含まれていないかを検査します。 |
| kubeletの設定不備 |
kubelet上のAPIが認証認可なしで実行できる設定になっていないかを検査します。 |
サンプル報告書のダウンロード
スライド資料公開中
料金・プラン
脆弱性診断
100万円〜
グレーボックスまたはブラックボックス形式で脆弱性診断を実施します。ご予算に応じて深刻度が高いと見込まれる箇所から優先的に診断し、ビジネスリスクの高い脆弱性を可能な限り検出します。OWASP Top 10やOWASP ASVS等でカバーされる典型的な脆弱性に加え、仕様を踏まえたビジネスロジックの脆弱性も検出対象です。
お見積もりは無料です。
診断のご依頼はお気軽にお問い合わせください。







