MCPサーバー診断

MCP(Model Context Protocol)は、LLMの活用において革命的な存在である反面、適切な構成や認証認可の実装などがなされていない場合、情報漏洩や不正アクセスといったセキュリティリスクが生じる可能性があります。
GMO Flatt Securityが提供する「MCPサーバー診断」は、MCPサーバーの設計やプログラムの実装におけるセキュリティリスクを洗い出します。

MCPサーバー特有のセキュリティリスク

MCPサーバーは、複数のAIアプリケーションやツールと接続するため、用途の特質上として重要な役割を担っています。

しかし、MCPサーバーは便利である一方で強い権限や機密情報を扱うものもあり、設計の不備やプログラムの脆弱性などによるセキュリティリスクが伴います。

Equixlyが公開する、1ヶ月間で人気のあるMCPサーバーをセキュリティ評価した結果内容では、対象の43%でコマンドインジェクションの脆弱性が発見され、対象の30%でサーバーサイドリクエストフォージェリ(SSRF)の脆弱性が発見されました。
また、設計段階におけるセキュリティの欠如としては、誤ったセッションIDの扱いや認証標準の不備、署名や検証の不備が挙げられています。

参考:https://equixly.com/blog/2025/03/29/mcp-server-new-security-nightmare/

このように、MCPサーバーを実装時に埋め込まれる脆弱性や設計の不備によって、重大なセキュリティリスクに繋がる可能性があるため、MCPサーバーの仕様に応じて柔軟な視点による診断が必須となります。

MCPサーバーに対する脆弱性診断

MCPサーバー診断では、MCPサーバーの利用用途に合わせて、設計やプログラムからセキュリティリスクを洗い出します。

特に、「自社プロダクトの機能として提供するMCPサーバー」や「AIエージェントなどの拡張機能として使用するMCPサーバー」などを診断対象として、設計レベルでの脅威分析やMCPサーバーのプログラムにおける脆弱性調査を実施します。

利用者、AIアプリ(MCPホスト・クライアント)、MCPサーバー、外部サービス/自社サービス/ファイル操作・コマンド操作の関係図。LLMアプリケーション診断はプロンプトインジェクション・過剰な代理行為・無制限の消費を検出し、MCPサーバー診断はMCPサーバー自体の認可制御の不備・設定や権限の不備・SSRF・コマンドインジェクションと、外部サービス連携部分の認可制御の不備・設定値の不備・権限付与の不備を検出する。

提供をご依頼するデータ

MCPサーバー診断では、MCPにおける設定ファイルやインフラ構成、設計資料、MCPサーバーのソースコードなどをご提供いただきます。

専門の診断員がソースコードやインフラ構成などを読み、精査することで、診断対象に脆弱性が存在しないか判断します。

MCPサーバー診断のユースケース

MCPサーバー診断は、MCPサーバー診断単体で提供しています。

また、MCPサーバーと連携する先のLLMアプリケーションに対しては、LLMアプリケーション診断でのご依頼を推奨しております。

診断観点

MCPサーバー診断では、コマンドインジェクションやSSRF等のWeb API診断同様の観点に加えて、MCPサーバー特有の観点による設計レベルでの脅威分析やコードレベルでの脆弱性調査を実施します。

診断項目は独自の観点を活用して、各観点は対象の仕様に応じて検査します(以下一例)。

MCPサーバー自体

ネットワーク設定の不備

Streamable HTTP等の通信が外部からアクセス可能であるかを検査します。

認証検証の不備

Streamable HTTPにおけるトークンチェックの未実装や、セッション識別子の不適切な取り扱いがないかを検査します。

認可制御の不備

MCPサーバーがOAuthに準拠した認可制御を適切に実装しているかを検査します。

認可委譲の不備

MCPサーバーからのアクセス制御に適切なトークンを用いて実装されているかを検査します。

不適切な認証情報の管理

MCPサーバーが保持するAPIキーやトークンなどの認証情報が適切に管理されているかを検査します。

アクセストークンの設定不備

MCPサーバーのアクセストークンに関する有効期限が適切に設定されているかを検査します。

過剰な権限付与

利用者に対して必要以上にMCPサーバーの操作権限を付与していないかを検査します。

暗号化の不備

MCPサーバーの通信にHTTPSが使われているかを検査します。

コマンドインジェクション

外部から指定した任意のOSコマンドを実行できないかを検査します。

サーバーサイドリクエストフォージェリ(SSRF)

本来アクセスすることができない内部リソースの情報を読み取ったり、改ざんできないかを検査します。

ディレクトリトラバーサル

想定していないファイルが指定されることでファイルの閲覧や改ざんができないかを検査します。

CORSの設定不備

CORSの設定で不要なオリジンが許可されていないかを検査します。

DNSリバインディングの対策不備

オリジンヘッダーを用いた接続元の検証が適切に実装されているかを検証します。

MCPサーバーと外部サービスとの連携部分

認可制御の不備

外部サービスのAPIが適切に認可制御を実装しているかを検査します。

アクセストークンの設定不備

外部サービスのアクセストークンに関する有効期限やスコープが適切に設定されているかを検査します。

過剰な権限付与

連携元のサービスに対して必要以上に操作権限を付与していないかを検査します。

データ汚染攻撃

データソースに対して不適切なデータを挿入できないかを検査します。

サンプル報告書のダウンロード

技術ブログ公開中

MCPのセキュリティに関する技術ブログを公開中です。ぜひご覧ください。

他にもAIやLLMに関するブログを随時公開しています。ぜひご覧ください。

料金・プラン

脆弱性診断

100万円〜

グレーボックスまたはブラックボックス形式で脆弱性診断を実施します。ご予算に応じて深刻度が高いと見込まれる箇所から優先的に診断し、ビジネスリスクの高い脆弱性を可能な限り検出します。OWASP Top 10やOWASP ASVS等でカバーされる典型的な脆弱性に加え、仕様を踏まえたビジネスロジックの脆弱性も検出対象です。

お見積もりは無料です。
診断のご依頼はお気軽にお問い合わせください。