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なぜ今、オフラインの技術勉強会「Security․Tokyo」をCEO自ら企画したのか

こんにちは、Flatt Security代表取締役CEOの井手です。

先日、「面白かった脆弱性の解説」を行う勉強会 “Security․Tokyo #1” を開催し、無事盛況のうちに終えることができました。

ご厚意で会場を貸してくださったウイングアーク1st株式会社様、一緒にイベントの企画・運営を行ったTokyo HackerOne Clubの方々と社内のメンバー、6名の発表者の方々、参加してくださった58名の皆様、ありがとうございました!

初めての勉強会主催ということで不安だらけでしたが、募集を出してから1日で定員の70名を超える申し込みをいただき、総計で130名以上の方に申し込みをいただくことができました。

開催後のアンケートの結果を見ても、満足いただけたようで嬉しかったです。

アンケート回答者の100%が次回も参加したいという結果に!
この記事では、なぜSecurity.Tokyo #1を開催するに至ったのか、Security․Tokyo をどのような勉強会にしていきたいと思っているのか、などをお伝えできればと思っています。

勉強会はコミュニティである

オフライン勉強会がしたい!!

という気持ちはコロナ禍に入ってからこの数年ずっと持ち続けていました。

オフライン勉強会は、自分自身の技術知識を増やしてくれるという直接的なメリットがあるだけではなく、同じ技術分野に熱意をもって取り組んでいる人と出会うことができるという点がとても重要だと思っています。特にコロナ禍に入った直後、ほとんどのオフライン勉強会が無くなった後に代替としてオンライン勉強会が複数立ち上がっていましたが、オンライン勉強会において「同じ技術分野に熱意をもって取り組んでいる人との出会い」が不足していたことで、今ひとつ物足りなさを感じていました。

僕自身、学生時代にGoやRubyの勉強会に参加して様々な素晴らしいエンジニアの方と知り合うことで、学習のモチベーションを得ていました。

コロナ禍の影響が落ち着いてきた今、これまで勉強会の運営や参加者の方から受けてきた恩を勉強会を運営することで還元していけないかと考えるに至りました。

CEO自ら企画に関わった理由

勉強会の企画をCEO自らやることに対し、一見不思議に思われる方がいらっしゃるかもしれません。しかし、僕には勉強会に対しての一定の持論のようなものがあります。その持論とは「営利活動を行う法人ではなく、その分野において強い熱量をもった人達が中心となって運営される方が、勉強会の質が高くなりコミュニティも強固になりやすい」というものです。この自分のこだわりを反映した勉強会を開催するために、自分で企画に関わることにしました。

勉強会で実際に使用したスライド

また、社内エンジニアの知り合いがコロナ禍の影響で増えておらず、「採用と関係なくもっといろんな人と知り合いたいのに知り合えない」状況が続いていることが社内の課題として出てきていました。

そこで、ちょうど自分がオフライン勉強会を開催したいと考えていたことを思い出し、自ら手をあげて勉強会を企画することになったのです。

採用をKPIとして行われる勉強会は、どうしても「参加者にどのように会社を認知してもらい、興味をもってもらって、応募していただくか」を考えて、それを中心に設計しなくてはいけなくなります。ただ、それでは自分の目指しているような継続的で強固なコミュニティは成立しえないと僕は考えています。

自分が参加してきて素晴らしいなと感じていた勉強会コミュニティ(tenntennさんなどを中心とするgolang.tokyoなど)を思い返してみると、運営の中心にその分野において強い熱量をもった人達がどの程度いるのかどうか、がその勉強会コミュニティの質を決めていたと思っています。

そのため、Security.Tokyoでも運営メンバーは会社に関わらず構成され、可能な限りFlatt Securityとしての色は出さずに裏方として金銭面のサポートを行うだけ、という立ち位置にしたかったのです。

ただ、そのような勉強会コミュニティを立ち上げるに当たって、中心となる運営メンバーが集まるまでは、会社の人的リソースも一定用いながら企画を進める必要がありました。当然の反応として、「社内のリソースを一定使うのに、なんで会社のアピールをしてはいけないのか」という戸惑いも当初社内には一定ありましたが、次第に僕の思想(わがままとも言う)を受け入れて、この素晴らしいイベントを企画・運営してくれた社内のメンバーには感謝しかありません。

技術勉強会を開催するにあたって、採用のKPIを追わなくていいの?と思った方もいらっしゃると思います。実際のところ、弊社もセキュリティエンジニアは絶賛募集中です。この点について、僕はイベントにおいてそこまで採用を意識する必要がないと考えています。なぜなら、リファラル採用のポイントは結局会社としての魅力があるかどうかでしかない、と考えているからです。そのため、自分達にできることは「より魅力のある会社になること」だけであり、それができれば無理に採用KPIを追ったイベントをせずとも結果は自然とついてくると考えています。

Security․Tokyoはどのような勉強会を目指しているのか

長々と書きましたが、とにかくSecurity.Tokyoが「レイヤーを問わずサイバーセキュリティに取り組んでいる熱量のある人」の集まるコミュニティとして続いていくと嬉しいなと思っていますし、こういったコミュニティの存在が、業界全体の成長につながっていくと僕は確信しています

実際にSecurity․Tokyo #1には、普段は競合とされるような企業の方が運営や参加者として参加してくださっていて、交流が盛んに行われていました。また、セキュリティベンダーやユーザー企業のセキュリティエンジニアだけでなく、普段は開発をしているエンジニアの方も参加してくださっているなど、今後ソフトウエア開発者とセキュリティエンジニアの距離がより近づいていく未来を垣間見ることができました

発表者のご厚意により、当日の発表内容をFlatt Security技術ブログで公開させていただけることになりました。先ほどLT1とLT2をFlatt Security技術ブログで公開しましたので、ぜひご覧ください。(順次、他のLTも公開していく予定です)

blog.flatt.tech

Security․Tokyo #1は、学生の方でも参加できるカジュアルな会を目指LTを10分に設定していたものの、今後は長めの発表とLTを織り交ぜるような形式にして発表者を一部招待するような形にしても面白いのではないかと考えています。このあたりの展望については、運営メンバーの方々と話し合っていく予定です。

運営メンバーを募集しています(応募〆切:3/17(金)18:00)

Security․Tokyoではセキュリティに関心のある/熱量のある運営メンバーを募集しています!興味を持ってくださった方はぜひ下のリンクから応募をお願いします。 (当日、会場で応募いただいた方は、今回の追加募集が終わり次第ご連絡しますので、少々お待ちください)

forms.gle

Flatt Securityではエンジニアを募集しています

最後に補足になりますが、Flatt Securityで働くことに興味がある方もぜひ気軽にお声がけください!(ちゃっかり宣伝)

flatt.notion.site

こちらの記事にFlatt Security創業時の思いについて書きました。あわせてぜひご覧ください。

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